歯磨き粉が原因で引き起こされるアレルギー反応について、気になっている方も多いでしょう。
もし市販の歯磨き粉を使用中に痛みなどを感じた場合は、歯磨き粉に含まれるアレルギー成分が原因の可能性があります。
そこで本記事では歯磨き粉の成分について、アレルギー反応を引き起こす可能性がある成分やアレルギー症状、安心して使える歯磨き粉などを解説します。
歯磨き粉が原因で口内環境を悪化させたくない方は、ぜひ最後までご覧ください。
結論から言うと、市販の歯磨き粉を使うことでアレルギー症状が出る可能性はあります。
歯磨き粉にはさまざまな添加物が含まれており、中にはアレルギー症状を引き起こす可能性のある成分も配合されています。
歯磨き粉は虫歯や歯周病の予防に有効とされる一方で、歯磨き粉が原因で口内環境が悪化するケースも少なくありません。
「市販の歯磨き粉だから安心」とは限らないため、購入時には成分表をよく確認することが重要です。
では、歯磨き粉の種類や成分について、詳しく見ていきましょう。
歯磨き粉の種類は、おもに「化粧品」と「医薬部外品」の2つに分類されます。
両者の違いは、以下の通りです。
歯磨き粉の種類 |
特徴 |
化粧品の歯磨剤(歯磨き粉) |
・基本成分(発泡剤・研磨剤・湿潤剤・香味剤)のみで構成 ・安価なものが多い |
医薬部外品の歯磨剤(歯磨き粉) |
・基本成分と薬用成分が含まれる ・化粧品の歯磨き粉より高価なものが多い |
一般的に化粧品の歯磨き粉は、歯磨き粉を泡立たせる「発泡剤」や、歯の表面の汚れを落とす「研磨剤」といった成分が使用されることが多いです。
一方、医薬部外品の歯磨き粉は、いわゆる「薬用ハミガキ」と呼ばれるものです。歯周病や歯肉炎の予防など、口内環境の改善に役立つ成分が多く含まれています。
しかし、最後に紹介する弊社の「木曽檜歯磨きジェル」では発泡剤や研磨剤といった添加物を使用していないにも関わらず「化粧品」と分類されています。
その理由は、「防腐剤」を使用していない為です。医学部外品に指定されるには「防腐剤」を入れる必要があります。しかし木曽檜歯磨きジェルでは防腐剤を使用しなくても、3年経過で菌が増殖しないエビデンスが取れています。
よって、一見医薬部外品と思われがちですが化粧品にあえて化粧品でなのです。
歯磨き粉には「化粧品」と「医薬部外品」の2種類に分類されることを解説しました。
以下は歯磨き粉に含まれる、おもな基本成分の一覧です。
基本成分の種類 |
役割 |
清掃剤(研磨剤) |
歯の表面の汚れを落とす |
発泡剤 |
歯磨き粉を泡立てる |
湿潤剤 |
湿り気で固まるのを防ぐ |
香味剤 |
香りをつけ歯磨きしやすくする |
粘結剤 |
液体成分と粉末成分を結びつける |
保存料 |
変質を防ぐ |
また上記の基本成分に加え、下記のような効能を配合したものが「医薬部外品(薬用ハミガキ)」です。
では、実際にどの成分がアレルギー症状を引き起こすのか、具体的に見ていきましょう。
アレルギー症状の恐れのある成分は、おもに以下の通りです。
ただし上記の成分以外でも、個人差によりアレルギー症状を引き起こすこともあるため注意が必要です。
歯磨き粉の購入時は成分表をよく確認し、自身のアレルギー症状に該当する成分がないか確認しましょう。
では、それぞれの成分を詳しく解説します。
香味料は、歯磨き粉に香りをつけて爽快感を出すために使われる成分です。
ペパーミントやシトラスミントといったさまざまな味の歯磨き粉が販売されており、いずれも香味料が含まれています。
ただし、香味料に対しアレルギー症状がある場合は要注意です。一般的に下記のような香料は、アレルギーを起こしやすいとされています。
とくにアレルギー体質の人や、小さな子どもなどはより症状が出やすくなります。もしアレルギー症状が出た場合は使用を中止し、医師に相談しましょう。
プロピレングリコールは、おもに歯磨き粉の湿度を保つために使われる成分です。
保湿剤や防腐剤としての効果があるため、市販の歯磨き粉にはよく含まれています。
プロピレングリコールは一般的には安全な成分とされていますが、一部の人にとってはアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
アレルギー性や接触性の皮膚炎が発症する可能性があるため、アレルギー体質の人は注意しましょう。
コカミドプロピルベタインは、ココナッツオイルとジメチルアミノプロピルアミンから作られる界面活性剤の一種です。
コカミドプロピルベタインは水分と油分を混ぜ合わせる効果があるため、歯磨き粉の他にもシャンプーやボディーソープといった洗浄剤によく使われます。
一般的にコカミドプロピルベタインは、低刺激性で安全性の高い成分です。しかし一部の人にとっては、口唇炎などのアレルギーを引き起こす可能性があります。
ラウリル硫酸ナトリウムは、石油から作られる合成界面活性剤です。おもに歯磨き粉を泡立たせる発泡剤として活用されています。
歯磨き粉を泡立たせ使用時に爽快感を与える一方で、舌や粘膜にダメージを与える可能性がある成分です。
口内炎などが発症している場合は、粘膜が刺激されるため使用を控えましょう。
なおラウリル硫酸ナトリウムには、舌の表面の味蕾(味覚を感じ取る機能)の感覚を鈍らせる効果があります。
そのため、飲料物を口にした際に味がおかしく感じることもあります。
リカルデントは、歯を強くする再石灰化の効果がある成分です。虫歯に丈夫な歯磨き粉を作れる他、初期状態の虫歯にも効果があります。
ただし、リカルデントは牛乳由来のタンパク質である「カゼイン」から作られる成分です。
そのため、牛乳アレルギーの人はアレルギー反応を引き起こす場合があります。
牛乳アレルギーを持つ方は、歯磨き粉の購入時にリカルデントの有無を確認すると安心です。
歯磨き粉が原因で発症するおもな症状は、以下の通りです。
歯磨き粉が原因で発症する症状は、おもに痛みやかゆみ、炎症などです。これらの症状がアレルギー反応を引き起こし、口内炎や口臭といったトラブルに発展します。
では、それぞれの症状を詳しく解説します。
歯磨き粉に含まれるプロピレングリコールなどの成分が原因で、発症する症状です。
口唇炎のおもな症状は、唇周りの炎症です。具体的には、唇が赤く腫れ上がり、痛みを伴います。また唇が乾燥することでも、口唇炎を引き起こします。
口唇炎の症状が見られた場合は歯磨き粉の成分を確認し、場合によっては使用を中止し医師に相談しましょう。加えて日頃から唇が乾燥しないよう、保湿することも重要です。
歯磨き粉に含まれるラウリン酸ナトリウムが原因で、口内炎を発症する場合があります。
なぜならラウリル硫酸ナトリウムには、口内の粘膜を乾燥化させる効果があるためです。
口内が乾燥してしまうと、その分口内炎になるリスクが上がります。
口内炎が発症すると、口腔内が炎症し赤く腫れ上がります。痛みも伴うため、刺激物の摂取は控えるべきです。
また一般的に口内炎は自然に治りますが、もし症状が改善しない場合は医師に相談してみましょう。
歯磨き粉に含まれる研磨剤が原因で、口臭リスクが高まることもあります。
研磨剤は歯の表面を物理的に擦ることで、歯垢や汚れを取り除く成分です。しかし、研磨剤が強すぎると、歯の表面のエナメル質を傷つけることがあります。
エナメル質が傷つくと、傷ついた部分に細菌が溜まりやすくなります。細菌が溜まると歯周病のリスクは高まるため、口臭にも影響を与えるのです。
市販の歯磨き粉に含まれる添加物により、歯周病のリスクが高まる場合があります。
たとえば、研磨剤は歯垢を物理的に擦って落とす効果がある一方で、歯のエナメル質を傷つけるリスクがあります。
エナメル質が傷つくと、傷ついた部分に細菌が溜まりやすくなるため、歯周病のリスクが高まるのです。
歯周病になると、歯茎が腫れて赤くなり、出血を伴います。症状が進行すると歯が抜け落ちるため、大掛かりな治療が必要です。
市販の歯磨き粉に含まれる添加物が原因で、アレルギー反応を引き起こす可能性があることを解説してきました。
ただし以下のような無添加の歯磨き粉であれば、アレルギー反応や口内環境の悪化を気にすることなく、安心して使えます。
無添加の歯磨き粉は研磨剤を含まないため、エナメル質が傷つく恐れがなく、歯周病対策にも有効です。
また発泡剤による過度な泡立ちもないので、泡立ちによる不快感も感じません。
さらに殺菌力や洗浄力が高いものを選べば、細菌の繁殖を抑え虫歯になりにくくなります。
アレルギー対策でとくにおすすめなのが、「木曽檜歯磨きジェル」です。
「木曽檜歯磨きジェル」は、齢約300年を超える天然木曽檜の蒸留水を使用して作られた、無添加(オーガニック)歯磨きジェルです。
研磨剤や発泡剤、防腐剤などの添加物は一切含んでおらず、さらに人工着色料や合成香料なども使っていません。
また天然木曽檜の100%蒸留水の効果により、無添加の歯磨きジェルでありながら99.9%の高い除菌力を実現しています。
すべて国内産の植物由来の歯磨きジェルのため、お子様からご年配の方まで幅広く使えるのも特徴です。
その性能の高さから「ホテルオークラ」でも採用されており、大手Webメディア「ヤフーニュース」でも取り上げられています。
歯磨き粉によるアレルギー症状が気になる方は、ぜひ一度お試しくださいませ。