口臭を予防するために、歯磨き粉を活用する方も多いでしょう。
歯磨き粉には口臭を防ぐ効果がありますが、種類や使い方を間違えると口臭のリスクを高める場合もあります。
口臭を防ぐためには口臭が発生する原因を理解し、正しい歯磨きを実践しなければなりません。
そこで今回は口臭予防について、口臭が発生するメカニズムや予防策、歯磨き粉で口臭を改善する際のポイントなどを解説します。
本記事を最後まで読むことで、口内環境が改善し口臭の発生を防げます。口臭でお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
結論から言うと、口臭予防は歯磨き粉でできます。歯磨き粉には口臭の原因となる細菌を殺菌したり、歯垢を洗い流す成分が含まれているためです。
ただし、歯磨き粉だけで完全に口臭を予防できる訳ではありません。また歯磨き粉の種類や歯磨きの仕方によっては、口臭のリスクを高める可能性もあります。
口臭を予防するためには、口内環境を改善し口臭が発生しにくい状態を保つ必要があります。
では、そもそも何が原因で口臭が発生するのか、詳しく見ていきましょう。
口臭が発生するおもな原因は、次の4つです。
では、それぞれの原因を詳しく解説します。
口臭が発生する原因の多くは、口内環境のトラブルによるものです。中でも多いのが、歯周病による口臭です。
歯周病になると歯周ポケットに歯垢や歯石が溜まり、細菌が繁殖します。細菌は食べかすや歯垢の分解時に「揮発性硫黄化合物 (VSC)」 というガスを発生させます。
この揮発性ガスの発生こそが、口臭の原因です。なお原因となるガスには、以下のようなものがあります。
ガスの種類 |
特徴 |
メチルメルカプタン |
・おもに歯周病が原因で発生 ・玉ねぎが腐ったようなニオイ |
硫化水素 |
・歯垢や舌苔が原因で発生 ・卵が腐ったようなニオイ |
ジメチルサルファイド |
・食物の消化過程で発生 ・キャベツが腐ったようなニオイ |
上記のガスが複雑に混ざり合うことで、口臭となり不快感を与えます。
口臭予防のためには口内環境を清潔に保ち、口臭の原因となるガスの発生を抑える必要があるのです。
ニオイが強い飲食物や、タバコやお酒といった嗜好品も、口臭の原因となります。
以下の飲食物や嗜好品は、口臭として残りやすいものです。
とはいえ飲食物や嗜好品による口臭は、あくまでも一時的なものです。時間の経過とともに、自然と治まります。
口腔内の唾液が減少すると、口臭の発生を招きます。なぜなら唾液には細菌を洗い流し、食べかすを分解する働きがあるためです。
そのため口の中が乾燥し唾液の分泌量が減少すると、口腔内の細菌が繁殖し口臭の原因となります。
とくに寝起きなどは口腔内が乾燥しているため、口臭が強くなりがちです。寝起き後はすぐに歯磨きし、細菌が残った状態で朝食を摂らないようにしましょう。
糖尿病や肝臓病などの全身疾患も、口臭を発生させる原因の1つです。糖尿病は唾液の分泌量を抑え口腔内を乾燥化させるため、口内環境の悪化につながります。
また肝臓病は肝機能の低下により、アンモニアの処理能力が落ちます。その結果、口臭がアンモニア臭くなりやすいのです。
口臭の予防策として有効な方法を、7つ紹介します。
では、1つずつ詳しく解説します。
時間をかけて歯を磨くことで、口内環境を改善し口臭の予防にもつながります。
歯磨きの目安となる時間は、1回につき3分間です。28本ある歯を1つひとつ丁寧に磨こうと思ったら、最低でも3分ほどはかかります。
歯の表面だけではなく裏側や奥歯など、時間をかけて隅々までブラッシングするのがポイントです。
歯間ブラシやデンタルフロスを利用すると、より効果的に歯磨きできます。
歯間ブラシやデンタルフロスを使えば、ハブラシだけでは届かない歯と歯の間にある歯垢や食べかすを除去できます。
歯垢や食べかすは歯周病の原因となるため、歯間ブラシやデンタルフロスを使って予防しましょう。
なお歯間ブラシやデンタルフロスは、毎回使うと歯茎を傷つける恐れがあります。1日1回、就寝前の歯磨きに使えば十分です。
水分をこまめに摂取し、口の中が乾燥しないように保ちましょう。口の中が乾燥すると、唾液の分泌量が減り口臭の原因につながります。
こまめに水分を摂取することで、唾液の分泌量が増え細菌の増殖を抑制できます。1日1.5リットル程度を目安に、適度な水分補給を心がけましょう。
バランスの良い食事を心がけることで、口腔内の健康を維持し口臭予防につながります。
バランスの良い食事は、下記のように「主食」「主菜」「副菜」「汁物」がそろった、和定食などが理想です。
また口臭予防に効果的な食材は、おもに以下の通りです。
口臭予防が期待できる食材 |
効果 |
リンゴ |
「ポリフェノール」が口臭の原因となる揮発性ガスを抑制する |
キウイフルーツ |
「アクチニジン」が口腔細菌を除菌する |
パイナップル |
「ブロメライン」がタンパク質の分解を促し、舌苔を除去する |
緑茶 |
「カテキン」が口腔内の細菌増殖を抑える |
レモン・梅干し |
唾液の発生を促し、細菌増殖を抑える |
日頃の食生活に上記の食材を上手く組み込み、口臭予防へとつなげましょう。
喫煙や飲酒を控えることで、口内環境の改善につながり口臭を予防できます。
タバコに含まれるニコチンやタールは、口腔内の乾燥を招き口臭の発生を助長する成分です。
またお酒に含まれるアルコール成分も、同様に口腔内を乾燥させるため、唾液の分泌量が減り口臭につながります。
さらに喫煙や飲酒を控えることは、口臭予防だけではなく健康面においても有効です。健康増進のためにも、ぜひ喫煙や飲酒の習慣を見直してみましょう。
ストレス解消も、口臭予防につながります。ストレスと口臭は一見関係ないように思えますが、実は関係性の高い存在です。
人は緊張したりストレスが溜まると、自律神経のうち「交感神経」の働きが強くなり、「副交感神経」の働きが弱まります。
唾液の分泌は自律神経が調節しており、「副交感神経」の働きが弱まると、唾液の分泌量が減ります。
「緊張すると喉が乾く」といった現象が起きるのは、上記の自律神経の働きにより唾液の分泌量が抑制されるためです。
ストレスにより口腔内が乾燥することで、細菌が繁殖し口臭につながります。
またストレスの増加は、口臭以外にもさまざまな悪影響を及ぼします。日頃から適度にストレスを解消するように心がけましょう。
ここまで口臭が発生する原因と予防策について、解説してきました。
では、実際に日頃の歯磨きで口臭を予防するためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?
歯磨きや歯磨き粉で注意すべきポイントは、おもに以下の3つです。
それぞれ詳しく解説します。
食後すぐの歯磨きは、口臭を助長する恐れがあるため避けましょう。
食後の口腔内は基本的に酸性となっているため、歯の表面のエナメル質が溶けやすくなっています。
酸性の状態で歯磨きするとエナメル質が傷つくため、口臭の原因となる細菌が繁殖しやすくなります。その結果、歯周病を招くリスクが高まってしまうのです。
食後すぐの歯磨きは避け、30分ほど時間をおいてから歯磨きすると良いでしょう。
殺菌力や洗浄力の高い歯磨き粉は、口臭除去と口内環境の改善につながるためおすすめです。
歯磨き粉に含まれる殺菌成分は、口腔内の細菌を殺菌し口臭の発生を抑制します。そのため、殺菌力の高い歯磨き粉ほど、口臭予防に効果的です。
ただし、殺菌力が高い歯磨き粉を選ぶ上では注意点もあります。それは「研磨剤」などの添加物が入った歯磨き粉は、口臭リスクを高める恐れがあることです。
実際にほとんどの歯磨き粉の殺菌成分はケミカルなものであり、実際にエビデンスを取っている歯磨き粉は多くありません。
しかし、この後紹介する弊社の「木曽檜歯磨きジェル」では歯周病菌である「ジンジバリス菌」を5分以内に99.9%除菌することが明らかになっています。
研磨剤入りの歯磨き粉は、口臭リスクを高める可能性があります。研磨剤は歯の表面を物理的に磨くことで、歯垢などを除去する成分です。
しかし、研磨剤が原因で歯の表面が傷ついてしまうと、そこから細菌が繁殖しやすくなり、口臭のリスクが高まります。研磨剤だけでなく、防腐剤や発泡剤といった添加物は良い効果を持つ一方でリスクがつきものです。
口臭予防の歯磨き粉は、「殺菌力の高いもの」と「研磨剤などの添加物のないもの」を選ぶのがポイントだと解説してきました。
そのポイントを踏まえた上で、おすすめしたいのが「木曽檜歯磨きジェル」です。
「木曽檜歯磨きジェル」は、研磨剤をはじめとした添加物を含まない、無添加の歯磨きジェルです。
しかも無添加でありながら、99.9%の除菌効果があるのもポイント。口臭ケアに対しても高い効果を発揮します。
最近では木曽檜歯磨きジェルの魅力や有効性の高さから、ヤフーニュースでも取り上げられたほど。
また御三家ホテルの1つ「ホテルオークラ」でも採用されており、多くの宿泊客から高評価を得ています。
口臭予防の効果を高めるためにも、ぜひ「木曽檜歯磨きジェル」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。